香りの日本史
近年、アロマテラピーなど、香りに秘められた不思議な力が見直されていますが、人と香りの歴史は意外と古く、実は4000年以上も昔から絶えることなく活用されてきました。
日本の香りの文化も様々な形で発展してきました。大和時代(595年)、淡路島に漂着した一本の流木。島人が火にくべたところ、たとえようのない芳香が立ち上り、島人は驚愕します。その流木は都へと運ばれ、推古女帝に献上されました。そのとき摂政だった聖徳太子が、これは稀有の至宝「沈香」であると教えたそうです。(「日本書紀」より)これが我国最古の香木の記述です。平安時代には教養、感性、美意識の表 現として、源氏物語、枕草子などにも記述されています。


